食生活をイメージする。
8回目のまとめです

食生活に限らず
人の生活をイメージすることは
非常に難しいものです

リハビリテーションの専門職である
言語聴覚士として病院と
訪問看護ステーションに勤務していましたが
特に指導をする中で
なかなか思った成果がでないことが
多々ありました

「◯◯してくださいね」

言うことは簡単ですが
実際にそれを生活の中に取り込むことの
難しさ・・・

当事者やご家族の生活の中に
新しい生活を組み込む

それはとても難しいものです

私たちも自分の生活を考えたとき
決まったルーティンがあり
それを崩すことに抵抗があるものです

病気や障害を抱え
新しい生活スタイルを組み込む必要が生じても
すぐにそのスタイルを
日常的に行えるようになるわけではありません

人は新しいことを始めるのには
とてもエネルギーを使います
現状維持を求めることも多々あります

だからこそ
生活をイメージし
どのようにしたら組み込んでいけるのか
そこまで考えてようやく
指導ができるのです

生活をより充実したものにしたい

だからこそ
生活をイメージし
自然と生活に溶け込むよう

そんな支援がしたい

それが私の想いなのです

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。

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