【びぃどろの仕事】オンラインって大丈夫?
オンライン相談室ぽっぺんを開設し、まる3ヶ月がすぎました。まだ多くの方…とはいきませんが、少しずつ全国各地からお問い合わせをいただいております。今日はこの「ぽっぺん」が実際にどんなことしているのかを改めて記事にしたいと思います。
オンラインって?
オンラインは、簡単にいうとスマホやパソコンなど、インターネットに接続されている状態ですね。その状態で行う相談室なので「オンライン相談室」です。
今は本当に色々なシステムが無料で使える時代です。多くの方が利用しているLINEもFacebookもビデオ通話ができますし、Skype、ZOOMなどで会議をする会社も多いと思います。スマホひとつで遠くの人と繋がれるというのは魅力ですね。
そんなわけで、そう言ったインターネットのサービスを使いながら、スマホ対スマホで対話しながら訓練指導などを行う窓口を作ろうと設立しました。
スマホ画面だけでできるの?
オンラインでの相談室ということは口頭でのアドバイスだけになるから意味ないのでは・・・?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど実際はあまり不便を感じていません。もちろん、実際に会って触れたほうがわかる部分はあります。けれど、オンラインでしかできないことも山ほどあります。それの使い分けになります。
例えば動作指導も私が自分の身体または人形を使って動作指導をしています。
このように指導ができるので、実際は特に困っていません。
触れないのに訓練?
あともうひとつ。触れないのに訓練っていいの?って思う方がいらっしゃるかもしれません。
この点もオンラインならではのメリットが1つあります。
私が触れないので、本人(または家族)がしないといけません。上図の子供さんの姿勢指導も、私がするのではなくお母さんがしています。筋トレにしたって、運動にしたって、私が他動的に行うのではなく、自力でやってもらったり、ご家族がやる様子を私が見て助言する形になります。
それにより、本人・ご家族の見る力や自主訓練への理解が非常に早くなります。
これって大事じゃないですか?
訓練のない日をどう過ごすか
私がオンラインセッションを毎日するわけではありません。月に1回だったとして、残りの29日間は誰がするのでしょうか?本人や家族ですね。でしたら彼らのしている様子を1ヶ月ごとにチェックするというのが私の仕事だと思っています。
ですから、私はひたすら指導に徹する。それでしたらオンラインは非常に効率良くできるんです。
さらにできるオンラインのメリット
オンラインのメリットもうひとつ。その場でデータを送れることです。指導中に図説をしたい、インターネット検索をして資料を見せたいということがしばしばあります。直接の訪問指導の場合、すぐに印刷してお渡しするのは難しいですが、オンラインであれればすぐにパソコン画面をスクリーンショットしたり、図説することもできます。
上図は食事中の姿勢指導の様子です。こんなこともオンラインでは可能です。
もっともっと届けたい
オンラインであれば専門職のいない地域であっても、均等にサービスを届けることができる。それは間違い無いと思っています。そして、会える時には訓練して、会えない時にはオンライン相談して、少し気になる時にはメール相談して・・・そんないつでもどこでも、相談方法が選べるって素晴らしいことだと思うのです。
なんとなく不安。
何を相談していいかわからない
けど、一度見て欲しい
そんな不安にお応えできたらいいな、そう考えています。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。